日記

家を建てるために

亀

現在、私は築60年を越える借家に住んでいます。

入居してから5年が経ちますが

そろそろ。。。

そろそろ

引っ越したい!!

  • 現在の家族構成
  • 店の現在
  • シェルターとして
  • 新築に向かって

現在の家族構成

有り難いことに、長女に始まり

次女、長男と家族も増え、今や5人と3匹。

毎日、とても賑やかで楽しいのですが

妻は大変です。

台所と風呂場、洗濯場が1階なので

一日、何度も階段を上り下り

子供達の様子を見ながらの家事。

私の仕事環境は1階が店舗になっているので

合間をみて手伝うことはできます。

しかしながらそうはいっても

家事に定休日はありません。

我が家に限らず

お母さん達には頭が下がります。

入居時の大掃除

入居当初は家自体の散らかりようが半端なく

霊的なものさえ感じるほどでした。

これではだめだ!!

家族が増える家じゃない!っと考え

徹底的に掃除、掃除、掃除!の日々。。

物置を掃除していたら

奥の方からこの家の最初の持ち主

(現在の大家さんのご両親)が経営していたお店の紙袋が出てきた。

この家の歴史なんだなぁ、、

向かいのおじいちゃんに話を聞くと

私で10人目の店主だそうで

いろいろな人の想いが詰まった場所なんだと

しみじみと思いました。

時間をかけて掃除も終わり

入居時とは見違えるほどに!

建物自体の古さはどうしようもありませんが。。

これはこれでよし!

すると、前まで感じていた

いや~~な感じ

その他もろもろ(書けませんが)、、、

それがきれいに無くなった。

やっぱり掃除は大切なんだなぁと

再確認するのでした。

家がいい方向に回り出したのです。

店の現在

お店の方はというと

まぁ、ここも同様改善の余地だらけで、、、

でもこれは伸びしろだらけとも言えます。

「お金をかけずにできることから」

これが私の信条だったので

内装業者さんなどもいれず

元大工の友人に少し手直ししてもらうだけ。

だいたいの店の形ができたとこからのスタート。

幸いにも前の人がBARとして作っていたので

カウンターとバックバー(酒棚)はありました。

それと、古い家なので心配だった

「トイレ」も洋式できれいだったのでコレもオッケー♪

ただ、トイレまでの通路が長く

ぼろぼろのまま

バイオハザードに出てきそうなほどの雰囲気

というと想像しやすいかと、、、

まぁ、あとの細かいところは営業しながら

改善していこうってな感じでした。

現在で6年目ですが

だいぶ改善されました。

「トイレのウォシュレット化」

「新しい手洗い場所の制作」

「バイオハザード通路の美化」

「簡易的なオープンキッチンの設置」

「冷蔵、冷凍設備の充実化」

しかしながら

元々のカウンター内の広さの限界もあり

(グラス専用食洗機など、追加できるスペースがないなど)

一人でやっている店なので作業効率を高めるための

ハード面での改善が難しいのと

家の入り口と店の入り口が同じというのは

改善しようのない箇所があるのも現実、、、

数年、店をやっていると色々なところが見えてきます。

それでも最初は「新築」は考えていませんでした。

どうしても、

長期ローンを組むリスクが許容できるか不安だったからです。

シェルターとしてなら

少子化が大きな課題となっているこのご時世

私は3人の子宝に恵まれて

今は考え方も変わりました。

言葉通り「命がけ」で出産する妻の姿。

幸せもいっぱいだけど色々と大変な

「妊婦生活」を送る姿。

そして産まれてきた子供達が

毎日見せてくれる「愛しい」姿。

家族が増えたことで大切にするものの「優先順位」が変わります。

私にとって今一番大切にするものは

「家族」です。

では、どうすれば守ることができるのかと考えました。

私たちに身近な「危険」として常にある

「大地震」

これは日本に住んでいる以上避けることのできない事です。

たとえば地震がきた時に壊れない家に住んでいること。

たまたま外出していて助かったとして

帰る事のできる家があること。

つまり「シェルター」として機能できる家なら

大きなローンを抱えてでも踏み切る価値のある選択だと

そう思いました。

新築への道のり

ここからお話するのは

あくまでも私の考え方で

人によっては順番も考え方も違うと思います。

なので、一つの例として読んでもらえれば幸いです。

まず、

店の収支と家計の収支を見直し

固定費と流動費をしっかり管理し

毎月この金額なら返済できる

という数字をまず、はじき出しました。

そして、銀行に行って

「毎月収支でこれくらいの余裕があります。

なので余裕分のこの金額が返済できます。どれくらいの融資を受けられますか?」

っと相談に行くのです。

だいたいの融資金額の目安がわかったところで

家の規模と予算を考え出します。

逆に

「この金額の家を建てたい!」っと始めると

多くの場合、理想が強すぎて高額になってしまいます。

そして銀行に行って

「これだけ融資してほしいです。毎月の返済はいくらになりますか?」

っという相談になってしまいそうです。

(貯金もたくさんあってお金がある人はこの方法で全然イケると思います。)

ですが実際、

私の場合は貯金もほぼ無く

自営業なので安定収入の信用もありません。

銀行とのおつきあいもほぼ無く

つまり、全く信用がないのです。

信用がなければ銀行は融資をすることはありません。

(当然のなのですが。。。)

なので私は信用の無いなりに

少しでも信用してもらえるよう努めました。

それが先ほど書いた順番でした。

「貯金もしてない私のアホー!」って

何度も思いましたよ。。何度も。。

でも、考えて動くしかない

自分だけじゃない

「家族」のこともかかっている。

私は動き出しました。

ここからが長い道のりの始まりになるとも知らず、、、

「パパテンダー、家を建てる篇」始まる。